静かに喪に服そう
「殺意のバカンス」でデビューしワタクシ達を一気にとりこにした「テンプテーション」。
アイドルとしては群を抜いて歌がうまかった。その頃の文庫本サイズのフォトエッセイは彼女が若気のいたりで、でもとても素直な顔が出ていた。
というのもアイドルはイイ顔をしてないとダメなハズなのに「マネージャーとは最初、一緒にいるのもイヤだし同じ空気を吸うのもイヤだった。でも今はお互いに理解しあっている。」というような事が書いてありワタクシはビックリしたモノだ。
「1986年のマリリン」でセクシー路線になったが相変わらずの歌唱力。しばらくするとミュージカル女優として活動の場を広げていった。
「愛が聞こえる」「Oneway Generation」彼女の歌で印象深いヨイ曲は多い。
ミス・サイゴン、レ・ミゼラブルでの彼女はもうアイドルという枠ではくくれない本格的なアーティストだった。年齢を重ねていって彼女は益々、人間的にもアーティストとしても素晴らしくなった。
突然の病気、白血病。
誰もが彼女の復活を願ったしそうなると信じていたと思う。ワタクシも絶対にそうなると思っていた。。
2005年11月6日午前4時38分 彼女は突然に我々の目の前からいなくなった。
急性骨髄性白血病で本田美奈子.死去・・
きっとこれからは天国に召された人達にあの歌声を聴かせていくんだろう。みんなと一緒に楽しく歌っていくんだろう。
生きているワタクシ達はしばしCDやDVDで楽しんでおくとしようか。。
ワタクシの青春の一つが終わった。
ご冥福をお祈り致します。。
本田美奈子.さようなら。そして今までどうも有り難う。。
※本田美奈子.訃報のニュースがテレビや新聞、ネットでも多いけどほとんどが彼女の名前に「.」をつけてないモノが多い。。きっと付いているのを知らない人がまだ多いからだと思うしそれでも全然いいんだけどワタクシ的な勝手なこだわりとして、今現在のきちんとした芸名である「.」付けた名前でご冥福を祈りたいと思っている。